「ピアノを習うことが脳に良い」ということは、世界中の脳科学者によって発表されています。
ですが、ただピアノを弾けば良い、といったわけではなく、正しい練習をすることによって
脳の機能を少しずつ育てていくことが出来ます。
他にもピアノを習うことで得られるたくさんのメリットがあります。
小さな子はゲームやおもちゃに夢中になります。
ですが夢中になることと、集中力がある、ということとは意味が違います。
ピアノを演奏する上では、集中力は必須です。
幼い頃からピアノを続けていく中で、少しずつ身につけていくことが可能です。
将来的に様々なことに応用できる力です。
曲を表現力豊かに弾くための要素の一つに
イメージ力があります。
悲しい曲を弾くためには、悲しい場面を思い浮かべ、それに見合った音を出さなくてはいけません。
想像力を高めることは、これからの変化の時代に必須となると思います。
音楽を学ぶことは想像力をつけていくために
最適だと言われています。
芸術を通して自由に表現することは楽しいことですが、すべてが自由という訳ではありません。
美しいと感じるものにはすべて規則があります。
音楽のルールや曲の構成を考えて早さを調整したり、音の並びなどから音量をコントロールしたり、手のフォームを変えたりなど、同時進行で考えるため、
思考力を十分に働かせることができるようになります。
ピアノはミニチュアのオーケストラのようなものです。
一台の楽器で、何役もこなさなければいけません。
当然、楽譜の音符の数も多くなり、暗譜をしなければ音楽の流れを作ることが難しくなってきます。
そのため、幼い頃から短い曲の暗譜(楽譜を記憶して演奏すること)のトレーニングをすることで自然に記憶力が増していくのです。
今の時代、不便なものがどんどん便利になり
効率化が進んできた反面、
じっくり物事に向かいコツコツ努力するのが苦手なお子さまが増えてきている、といったことも。
ピアノは幼児期から始めたとしても、
色んな曲を自由に弾ける状態になるのに
一般的には10年はかかる楽器です。
それまでの期間、ほぼ毎日少しの時間でも
質の良い練習が必要になってきます。
練習を習慣にすることで、継続力も身についていきます。